2024.10.01 | 活動報告
2024年8月29日に第13回免疫治療研究センター主催セミナーを開催しました。今回のセミナーでは、順天堂大学泌尿器科の小笠大起先生に移植の臨床分野、当研究室の原田昌樹先生からは移植の基礎分野についてそれぞれご講演いただきました。
小笠先生は、順天堂大学医学部をご卒業後、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で移植外科の研修を受けられ、現在は順天堂大学泌尿器科にて臨床および研究活動に従事されています。講演では、研修医時代に経験した親子間生体腎移植をきっかけに腎移植外科医を志した経緯や、若手腎移植外科医として研鑽を積まれる一方で、取り組まれている研究についてお話いただきました。新たな環境に飛び込みながら知識と技術を磨かれる姿勢は、同じ若手の参加者にとって大きな刺激となりました。
原田先生には、当研究室で進めている誘導型抑制性T細胞の作用メカニズムに関する研究についてご講演いただきました。特に、膵島細胞移植マウスモデルを用いた制御性T細胞の研究について詳しくご説明いただき、その成果をご紹介いただきました。今後、論文発表を予定されているとのことで、さらなるご活躍が期待されます。
最後に、お忙しい中ご講演いただいた小笠先生、原田先生、そしてご参加いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。