2022.07.15 | 活動報告
2022.7.15 (金)、第6回免疫治療研究センター主催セミナーを開催しました。
堀田先生には「腎移植の最新情報と免疫寛容」についてご講演いただきました。免疫抑制剤の進歩により短期の拒絶リスクは改善されましたが、10年を超える長期の移植腎生着は未だ課題であり、免疫寛容誘導の意義が大きいことを実際のデータをもとにお話いただきました。
また、広瀬先生には、現在世界でトピックスとなっている「異種移植」について、2021年まで留学されていた米国ハーバード大学での研究成果に最新の知見を交えてご講演いただきました。遺伝子改変ブタをドナーとしたサル腎移植の長期生着結果から、異種移植が可能な時代へと向かう世界の動きを実感することができました。
今回のセミナーを通して免疫寛容誘導の意義を再確認するとともに異種移植のさらなる免疫制御の課題など、今後の研究の参考となる非常に貴重な講演会となりました。